2010年08月10日

故郷だより23

前略  木の実さま

「暑中お見舞い申し上げます」
icon01どうだ東京は暑いだろ!!icon01
それに比べて、我が北相木はじつに清々しいぞ。icon11
昼間はカラット晴れ渡り、夜はヒヤッとするほど涼しい。

「おかあ」に聞いたんだけれど、8月15日に行われる、成人式には出席しないんだってな・・・・
まあ、それもいいだろう「おとう」も東京での成人式にはアルバイトで出席しなかったから
君にどうのこうのとは言えねえな。
それでも「成人!!おめでとう」。ここまで無事に育ってくれた・・・
それだけで「おとう」は満足だ。

そうだ北相木にも最近「道の駅」とはチョット違うが
「小路のベンチ」というくらいの「北相木の特産物販売所」ができたんだ。

地元のとれたて野菜や花・果物が並んでいる。




                          
他にも地元産の加工食品や手工芸品もあって、結構「おみあげ」には
便利な販売所になっているよ。
「すず」で編んだ籠なんて見事な物で、ありゃ東京のデパートで買えば
1万円はするくらいのものが4千円で売っているし、はぎれを編みこんだ「草履」
「おとう」ももっているけど、夏は汗を吸ってくれて、最高に履きやすい優れもんだ。

色合いも「田舎らしくてモダンでいい」
これは人気商品だから早めにゲットしなければすぐに売れてしまう。

それから昨年から休耕田や道路わきに「ひまわり」を沢山植えたんだ。



今年は今が盛りのように我が村を黄色に染めている。
そのひまわりの種からとった「ひまわり油」が結構美味い。これも時期になれば販売所で売られる。



「ひまわりのロード」・・・・・う~・・・「ひまわり街道」・・・・なんかありそうなネーミングだけど
まあ、君が暮らしていた頃より少し変わってきた我が北相木になっているよ。

地域の人達が「なんとかせにゃ」と立ち上げはじめた「特産物販売所」や「ひまわり運動」なんでもいい、
とにかく「始める事」これが大切なんだ。
地域活性化の本筋は「地域の中で、地域の人が、地域のために、地域作りを成す」
そとからの力ではなく「地域自身」が動き出す。これが大切なんだと思う。
「限界集落」なんていう地域外の揶揄には決して潰されない地域づくり・・・・
まだ始まったばかりだけど、地域の人が本気で地域を見つめなおし始めている。
これらが各地で成功を成せば、日本の根幹がしっかりしていくはずなんだ。
「脱・迷える日本」 日本と言う国を変えていくのは「地域社会」に活力を与え、元気な地域を
増やせば、本当の意味で「日本国」が立ち上がると思うね。

いややや・・・・・また「おとう」の遠吠えを言っちゃたけど、まだまだ「おとう」は吼え続けるぞ!!

8月14日には北相木村の観光施設「長者の森」で夏のフェステバルが行われる。

ここには近隣にも誇れる「野外ステージ」があって、このステージをメインに祭りを盛り立てていくんだ。
地元の太鼓チームやフォークデュオ・それに東京からこの村に合宿している高校生の
吹奏楽部の演奏なども、森の中で味わえて、夏の暑さも忘れ「癒される」空間になると思うよ。
そして今年から来場してくださったお客さんのために「大抽選会」も用意されている。
盛だくさんの景品をゲットしてください。

まだまだ暑さが続きますが、健康な毎日を送れるように心を鍛えて下さい。
残念なのは又1人「おとう」世代の文化を引っ張ってきてくれた「今野雄二」さんが逝ってしまった。
またまた、昭和の時代が遠くなっていくな。
今週は昭和の歌をききまくるぞ~~~
まずは「はっぴーえんど」の「夏なんです」から始めようか。  

     父拝

峰尾勝巳
家具工房「夢屋」主宰 
  


Posted by アイナガノ at 10:00Comments(0)北相木村